まもなく、南アフリカで始まるサッカーW杯。アフリカ大陸での初開催となる。日本から南アへの直行便はなく、香港経由でヨハネスブルクまで約18時間。時差は7時間。現地の治安が不安視されることもあって、今のところ応援に乗り込むサポーターの数は、停滞気味のようである。
南アフリカは、その昔、アパルトヘイトによる人種隔離政策が長年にわたり継続したことで悪名高かった。ネルソン・マンデラの抵抗によってアパルトヘイトは1994年に撤廃され、南アフリカはようやく国際社会への復帰を果たした。
翌1995年にはラグビーW杯が開催され、ホスト国として優勝を飾った。このときの快挙をもとに、人種融和と南アフリカの再生を描いた感動映画『インビクタス』をクリント・イーストウッドが2009年に製作し、日本でも先頃公開されている。
サッカーW杯は、9都市10会場で開催される。メインスタジアムは、開幕戦と決勝戦が行われるヨハネスブルクのサッカーシティ。9万5000人余りを収容する。27年間の投獄から解放されたマンデラが、1990年に最初の大集会を開いた場所でもある。
日本代表の闘いの地は、初戦のカメルーン戦がブルームフォンテーンのフリーステート・スタジアム。2009年のコンフェデ杯準決勝、アメリカが優勝候補スペインを大番狂わせで撃破し、世界中を驚かせたのがこのスタジアムだった。
2戦目オランダ戦は、新設されたダーバン・スタジアム。準メイン会場として、準決勝の一試合もここで行われる。外観は、南アフリカの国旗をモチーフにデザインされ、2本から1本につながりながらピッチ上空に美しい弧を描くアーチが、国民の団結を象徴したものという。
3戦目デンマーク戦が、ロイヤル・バフォケン・スタジアム(ルステンブルク)。試合後、ピッチの日本代表メンバーとスタンドのサポーターが、ここで歓喜に沸き返る姿を見たいものだ。
References:nikkansports.com
FIFA.com
Posted: 22 May 2010


