特にスポーツの世界で、しばしば行われる「オールタイムランキング」。時代を画した数々の名選手の中で、最も偉大なのは誰か? 残された記録や、同時代での実力の「抜きん出方」を考慮して、その道の権威が評価した結果は、賛否さておき興味深いものがある。
同一スポーツで比較するのが普通だが、アメリカのスポーツチャンネルESPNは、1999年に大胆にも"Top 100 North American Athletes of the 20th Century" として、20世紀に活躍したアメリカの偉大なスポーツ選手に対し、競技の違いを無視してランク付けを試みた。
選定にあたったのは、デイヴィッド・ハルバースタムをはじめ、著名なスポーツジャーナリストや評論家たち。
選ばれた100人の内訳を見ると、野球選手がもっとも多く23人、続いてアメリカンフットボール20人、陸上競技12人、バスケットボール11人、テニス8人、ボクシング7人、アイスホッケー6人、ゴルフ6人、カーレース3人、水泳・飛び込み2人、スピードスケート2人となっている。複数の競技で名を馳せたマルチ・アスリートも中にいる。アメフトやバスケットボール、アイスホッケーの選手が多くリストアップされ、アメリカにおけるスポーツ人気が日本といささか異なることもあらためて見て取れる。
名だたるスーパースターのトップに推されたのは、バスケットのマイケル・ジョーダン。そして2位ベーブ・ルース。3位モハメド・アリと続く。数字上の実績だけでなく、当時のファンに与えた衝撃の度合いや、その後のスポーツシーン・社会に及ぼした影響も考慮されている。
女子のトップは、ベーブ・ディドリクソン・ザハリアス(全体10位)。1932年のロサンゼルスオリンピックのやり投げと80mハードルで金メダルを獲得した。その後、プロゴルファーに転じ、メジャータイトルや賞金王も複数回獲得している。ロバート・マッコードは、偉大な女子ゴルファーランキングで、彼女を7位に選んでいる。残された映像を見ると、野球においても優れた技術を持っていたようで、まさに運動神経の塊と映る。「筋肉番付」に出場すれば、女子の部で文句なくチャンピオンに輝くに違いない。
35位には、競走馬セクレタリアトがランキングされている。セクレタリアトは、1973年にアメリカ初の三冠馬となった名馬。ベストレースとされるベルモントステークスで、31馬身もの大差で圧勝したのが語り草となっている。死後解剖したところ、心臓の大きさが通常の馬の2倍半あったとか。
Reference:Top N. American athletes of the century
Posted: 6 February 2010
20世紀の偉大なアメリカンアスリート
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