現在、ボクシングの世界チャンピオンは合計で60人以上もいる。認定団体が4つも乱立し、階級も憶えきれないほど細かく分かれてしまった。変遷は色々あるが、その昔はウェイト区分は今よりはるかに少なく、
WBA、WBCの2団体だけがチャンピオンを擁立していた(さらに遡ればWBAのみ)から、王座挑戦のチャンスを手にすること自体が至難ともいえた。チャンピオンベルトは、今とは比較にならないほど重かった。
ボクシングは、階級がひとつ違えば文字通り「力」の差が如実に表れるスポーツ。連戦連勝、圧倒的なKO勝ちを重ねるチャンピオンがクラスを上げて王座に挑み、無残にマットに這うケースをしばしば見たものだ。サラテがゴメスに、ゴメスがサンチェスに、アルゲリョがプライヤーに、ナポレスがモンソンに苦渋を舐めさせられたのが、印象深い。デュランやレイ・レナード、トーマス・ハーンズ、チャベス、デラホーヤらが、ウェイトを超えたあくなき戦いを続けて偉業を達成するが、次第に破壊的な強さに陰りが見え、凄絶な負けを喫してリングを去るのは痛ましくもあった。
時代と階級を超えて誰がもっとも強いか-ボクシングの世界では「パウンド・フォー・パウンド」が、想像力をかきたてながらしばしば論じられてきた。アメリカのボクシング専門誌『リングマガジン』は2002年に、過去80年におけるベストファイター80ランキング(80 Best Fighters of the Last 80 Years)を発表したが、ウェルター級、ミドル級を制した「拳聖」シュガー・レイ・ロビンソンがトップにランクされた。2位 ヘンリー・アームストロング、3位がモハメド・アリと続く。他にも今や伝説と化した偉大なボクサーたちが名を連ねているが、その映像がしっかり残っているのが嬉しい。
日本人では、ただひとり、ファイティング・原田がランキング32位に入っている。白井義男も大場政夫も具志堅用高もランクインしていない。「黄金のバンタム」と称されるエデル・ジョフレ(19位)にただひとり土をつけた(それも2度も)原田は、世界的にも評価が高く、世界ボクシング殿堂入りも果たしている。
Reference: 80 Best Fighters of the Last 80 Years
Posted: 10 March 2009
ボクシングオールタイムランキングベスト80
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アメリカのボクシング専門誌『リングマガジン』が2002年に選定した「80 Best Fighters of the Last 80 Years」に挙げられたボクサーランキングをリストアップしています。名前をクリックするとビデオが再生されます。(ビデオデータがない場合もあります)


