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70年代洋楽ヒットランキング

1970年代半ばから世界各地でブームとなったディスコ・ミュージック。ビージーズやアバ、ヴィレッジ・ピープルなどのアップテンポなサウンドとハーモニーが街中で鳴り響いていた。そうした中にあって、クラシックとディスコを融合させた異色のインストゥルメンタルが1976年に生まれ、ヒットチャートを上りつめた。ウォルター・マーフィー&ビッグ・アップル・バンドの『運命'76』という曲で、日本でもヒットした。

Saturday Night Fever - O.S.T. マンハッタン音楽学校でジャズとクラシック・ピアノの本格的なトレーニングを積んだマーフィーは、70年代初め、商業音楽の世界に入った。もっぱらジングル・ライターとして活動していたが、ショービズ界でのより大きな成功を求めて、自身のクラシックの知識を、当時流行していたディスコ音楽と融合させることを考えつく。それは遡る65年に、バッハのメヌエットをポップ調にアレンジしてヒットさせたザ・トイズの『ラヴァーズ・コンチェルト』に着想を得たものだった。

マーフィーは、スタジオを借り切り、ひとりですべての楽器を演奏しながら、クラシックを「ディスコ化」したものをいくつも作り、デモ・テープに収録する。そのテープをニューヨーク中の音楽レーベルに送ったところ、ただひとり、プライベート・ストック・レコードのラリー・アタルが反応を示した。アタルのサポートのもとに、ベートーベンの『交響曲第5番「運命」』を編曲した『A Fifth Of Beethoven (邦題:「運命'76)」』がウォルター・マーフィー&ビッグ・アップル・バンドの名前で1976年の春にリリースされた。『運命'76』では、デモ・テープと同じくほとんどすべての楽器をマーフィーが演奏していたが、レコード会社の戦略によって、マーフィーの戸惑いをよそにビッグ・アップル・バンドという「架空」のバンドが演者として加えられた。

『運命'76』は、76年5月にビルボードホット100の80位にランクインした後、ジリジリとヒットランキングを上り、19週間後の10月9日についにトップに輝いた。76年の年間チャートでは、10位にランキングされている。

いったんヒットチャートから下降したものの、翌年、映画『サタデーナイトフィーバー』に挿入され、再び人気を集めた。

Posted: 30 January 2011

References: Longbored Surfer
A Fifth Of Beethoven" is the #1 song on the U.S. pop charts

 

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