映画史上、永遠かつ最大のセックス・シンボルといえばマリリン・モンローをおいて他にない。銀幕での活躍以上に、複雑な生い立ちや謎に包まれた早世が彼女をいっそう伝説化している。
幼少時に里親だか従兄弟だかに性的虐待を受けるという不幸な体験を持ち、また16歳という若さで最初の結婚をしたという経歴。
匂い立つ色香を生まれついて放っていたと察せられる。スターダムにのし上がって後、実生活の恋愛も奔放で華やぎに満ちている。しかもその相手が半端でない。籠絡された男は、ジョー・ディマジオ、アーサー・ミラー、ケネディ兄弟など。
ディマジオとモンローは1954年1月に結婚し、2月に新婚旅行で日本にやってきた。日比谷の帝国ホテルに宿泊したが、ディマジオよりもモンローを見ようと押しかけるファンが多く、ディマジオは気分を害したと伝えられている。
ディマジオはすでにヤンキースを引退していたが、野球指導で日本の各所を訪ねて忙しかった。モンローはホテルにひとり取り残される時間が多く、その寂しさから日本滞在中、朝鮮戦争に従軍していたアメリカ兵士慰問のオファーを受けると、夫を残してさっさと韓国に出掛けてしまった。これがきっかけで、アメリカに戻ってから二人の間に早くも溝が生まれた。特にディマジオは、人気絶頂のモンローがセックス・シンボルとしてスポットライトを浴びることが我慢ならなかった。
同年9月、ビリー・ワイルダー監督作品『七年目の浮気』の製作中、地下鉄の通風孔の上に立ったモンローのスカートがめくれ上がる場面の撮影は、夜中にも関わらず多くの野次馬や記者が押しかける衆人環視のもとで行われた。ディマジオもその中にいた。『ナイアガラ』のモンロー・ウォークとともに、彼女のセクシー女優としての象徴的なこの名ショットも、ディマジオの目には破廉恥極まりないシーンとしか映らなかった。翌10月、二人は離婚した。わずか274日間の結婚生活だった。
しかしその後アーサー・ミラーとの結婚にも破れ、傷心のモンローが精神衰弱に陥ったとき、甲斐甲斐しく面倒を見たのがディマジオだった。そして1962年モンローが36歳で亡くなったとき、ディマジオは葬儀を取り仕切り、以降死ぬまでモンローの墓にバラの花を手向け続けた。
Posted: 6 November 2010
References: The 100 Sexiest Movie Stars of All Time
Marilyn Monroe marries Joe DiMaggio
史上最もセクシーな映画俳優100人
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