最近、テレビで世界遺産をテーマにした番組が多く放映されている。壮麗でスケールの大きな映像を眺めながら、時空を超えた旅の醍醐味を、家にいながらにして堪能できる。ひとくちに世界遺産といっても、自然に形成された「自然遺産」や、さまざまな国や地域に住む人びとによって作られた「文化遺産」、その両方の価値を兼ねそろえた「複合遺産」、さらに後世に残すことが難しくなっている「危機遺産」に分かれる。
それらを人類共通のたからものとして、未来へ残していこうと、UNESCO世界遺産センターが世界遺産条約に基づき、保護活動や啓発運動を行っている。2008年8月現在、文化遺産679、自然遺産174、複合遺産25の計878(うち、危機遺産31)が登録され、日本では、文化遺産として11、自然遺産として3つが、世界遺産に指定されている。
世界遺産に登録されるためには、一定基準をクリアした上で、まず国内において候補地に認定・推薦される必要がある。その後、ユネスコの委託を受けた関係諸機関が厳正な調査と審査を行い、最終的にユネスコ世界遺産委員会が決定を行う。登録された後も、将来にわたって継承していくための、保護や管理体制が整備されていることが要求される。
世界遺産に関する知識と理解を深めながら、世界遺産の啓発と保全活動の輪を広げていこうと、2006年から「世界遺産検定」(正式名称:世界遺産学検定)も実施されている。上級(マイスター)、中級(プラチナ、ゴールド)、初級(シルバー、ブロンズ)に級分けされる。マイスターを取得すると、世界遺産アカデミーが主催する講座の専任講師に登録されるという。検定料の一部は、世界遺産アカデミーを通じてユネスコ世界遺産センターに世界遺産の保全活動基金として寄付される。
Posted: 18 October 2008
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References: 世界遺産(写真・地図)
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